税効果会計は何故必要か

現在、税効果会計と言う会計処理が重要性を帯びていますが、何故今、税効果会計が必要なのでしょうか。

 

一説によると企業が会計上で算出する利益計算の目的と、税法上の会計で行われる課税所得計算の目的に違いがあると言う事が、税効果会計が必要だと言う理由になっているからだと言う事が挙げられています。

 

では、2つの会計における目的とはどんな物でしょうか。

 

先ず企業会計の目的ですが、会計をする期間内で企業にとって適正な業績評価が行える様に、利害関係が関わる所に対して企業の財政状態や経営成績を明示する事を目的としています。

 

一方、税法上の会計での目的ですが課税所得計算とは課税を公平に行う事を主な目的とし、安定的に税金が徴収される事、また様々な政策を考慮した上で税額を適性に算出すると言う事を目的としています。

 

この様に同じ税額を求めるとしても目的が違うので、企業会計上での計算とは違う計算方法で課税所得計算を行っています。

 

とは言うものの、企業会計で算出された当期純利益をベースにして課税所得計算が行われますので、基礎的な金額に関しては同じになります。あくまでも会計上に置いて差異が現れると言う事なのです。

 

課税所得の金額は当期純利益をベースにして、税法上の規定で調整額が加えられる事になります。更に会計処理をして法人税等調整額が算出され、税引き前当期純利益と調整がとれる事になり、合理的に調整されます。以上の様な事から税効果会計が必要となる理由なのです。